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前回、
1.PDFは「読む」だけでなく「印刷」などで利用されていること
2.世の中のPDFは同じように見えても、PDF生成ツールにより構造などが大きく異なる
3.PDFの構造によりトラブルになることがある
というところまで記事にしています。
PDFは読むだけであれば、AdobeReaderさえあれば読むことができます。
ほとんどのPDFはおそらくRaaderでは開けると思います。内部構造が不正なものであってもです。
これはどうやら、”ある程度”PDFフォーマットに従っていれば「PDFファイルだろう」とAdobeRaaderが拡大解釈みたいな
ことをしてくれるので、開いてファイルを確認することができるようです。
※たまにReaderなどでファイルの中身がおかしいので「閉じれない」「保存できない」ようなPDFもあったりしますが。。。
ただ、印刷目的でPDFを利用する場合にはちょっと異なります。
印刷するには当然印刷機やプリンターで印刷するわけですが、
印刷機やプリンターはPDFをそのまま解釈できないためRIPを通じて解釈したりします。
印刷する場合は紙に「点」の集合体として印刷するのに、
PDFはいわゆるベクター情報を基に構成されていることが多いために先述のRIPを通して
「点」の集合体の情報として解釈する必要があります。
もうちょっと説明すると、画像として配置されたテキスト(ラスター)とPDFにフォントごと配置されたテキスト(ベクター)を
拡大していくと画像の文字はギザギザになっていきますが。
フォントごと配置された文字は全くギザギザになりません。
フォントの「形」を点や線で描画しているため、どれだけ拡大しても変わらないのです。
ちょっと話がそれましたが、
PDFファイルを印刷する時にはRIPが必要であり、そのRIPはPDFを細かく検査・解釈するものですから、
当然その構造は非常に重要になります。
Readerとは異なり、ちょっと構造が異なるだけで処理してくれないのです。
弊社はRIPメーカではありませんので、RIPの中身はわかりません。
しかしPDFの中身は全て把握しています。
要するに「PDFフォーマット」(正しいPDF)を知っているのです。
これが弊社の強味であります。
お客様にてシステム上で印刷できないPDFが発生するようなトラブルが生じた場合、
調査・解析の上で、本来あるべきPDF生成の仕組みを提供することにより、
トラブルを解消することができます。
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